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コグレブログ

小暮工業株式会社によるブログです。
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「下流社会 新たな階層集団の出現」三浦展著
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    「下流社会 新たな階層集団の出現」三浦展著、
    光文社新書2005年発行
    三浦展(1958年、新潟県生まれ)一橋大学社会学部卒、
    パルコ、マーケティング情報誌「アクロス」編集長、三菱総研、
    1999年、消費・都市・文化研究シンクタンク「カルチャースタディーズ研究所」設立、

    下流には何が足りないのか。それは意欲である。
    中流であることに対する意欲のない人、そして中流から降りる人、
    あるいは落ちる人、それが中流だ。
    「下流」とは、単に所得が低いということではない。
    コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、
    つまり総じて人生への意欲が低いのである。
    その結果として所得が上がらず、未婚のままである確立も高い。
    そして彼らの中には、
    だらだら歩き、だらだら生きているものも少なくない。
    その方が楽だらかだ。

    山の上に登ろうとするのは、
    山の上に何か素晴らしいものがあると期待するからで、
    すでに七号目くらいにいて、しかも山の上に欲しいものなどなく、
    七号目にもたくさんのものが溢れているとわかったら、
    誰も山の上まで苦労して登ろうとしなくなるのは道理である。

    現在の30歳前後の世代は、
    少年期に非常に豊な消費生活を享受してしまった世代であるために、今後は年をとればとるほど消費生活の水準が落ちていくという不安が大きい。
    これは現在の40歳以上の世代にはない感覚である。

    社会のルールてやつはすべて頭のいいやつが作っている。
    そのルールは頭のいいやつに都合のいいようにつくられているんだ。
    逆に都合の悪いところはわからないように隠してある。
    つまりお前らみたいに頭使わずに面倒くさがっていると
    ・・・・・一生だまされて高い金払わされるんだ。
    ・・・・・ナンバーワンにならなくていい。
    オンリーワンになれだぁ?ふざけるな。
    オンリーワンていうのはその分野のナンバーワンのことだろうが。
    上流の子供は、あらかじめ下流の人間とは異なるように育てられる。
    生活態度。言葉づかい、勉強のしかた、
    すべてが相互に関連して、上流らしさが作られる。
    ・・・中流や下流の若者は、学校や家庭を通じて、誰もが平等だと言って育てられる。
    ところが中学、高校、大学、就職と進むにつれて、社会には上も下もあることに気づかされ、ショックを受ける。
    ・・・・・東大に入れるかどうかは先天的な能力の差ではなく、挨拶をするとか、脱いだ靴を揃えるといった当たり前の生活態度が基礎にあり、
    その上で問題をテキパキと解いていくことが重要だと・・・・・
    下流化した現代の親は、夜の10時過ぎに子供を連れて居酒屋やカラオケに行ってしまう。
    これではゆとり教育ではなくても学力が下がるのは当然であろう。

    精神科医・斎藤環は、
    層格差がコミュニケーション能力の格差によって規定されている・・・
    「上」の男性は、性格が明るく、人の好き嫌いがあまりなく、
    人づきあいがよく、気配りができて、実行力があり、依存心が弱いということである。
    逆に「下」の男性は、性格が暗めで、優柔不断で、依存心が強めだといえる。

    親がエリートだからといって、子供にエリートとなる人生を強要できないように、
    親が、自分らしく、マイペースで、のんびり生きたい、実際にそう生きているからといって、子供にもそういう価値観、人生を押しつけていいわけではない。
    ・・・・・・ヒッピーの子供にも将来「国際的に通用する」人間として世界で活躍する可能性をひらいてやらねばならないはずである。
    ・・・・・下流女性の「手に職をつけて自分らしく生きる子供」という子育てコンセプトが、果たしてどの程度子供の将来を見通した結果なのか、・・・・・・団塊ジュニアの子供が成人したとき、今まさに拡大している格差がさらに拡大し、階層社会の現実をまざまざと見せつけられる・・・・・・

    いつも同じ仲間とだけ会っている若者は、狭い村社会に住んでいた昔の農民とさして変わらない、いわば「新しい農民」なのではないか

    井の中の蛙を増やすのだ。
    インターネットという世界への窓(Windows!)は使いようによっては「バカの壁」となる。
    ・・・・・・人工的な快適な環境の中で生きている人間は、自分たちの世界に壁があり、壁の向こうに本当の世界があることに気がつかないし、気がつこうともしないのだ。

    階級社会イギリスで「us and them(おれたちとあいつら)」と言えば、労働者階級と支配階級のことだ。
    日本でも、フリーターやニートと、大企業で働くビジネスマンが、すでに「おれたちとあいつら」の関係になっていないとは言い切れない。

    生存競争に敗れた人たちが、その後、ベストを尽くして夢を追ったことへの満足感を得ながら、なんらかの定職について、下流ながらも楽しく安定した生活を営むことができるか、あるいは
    ・・・・・夢破れたことの敗北感にさいなまれながら無気力にしか生きるしかない本当の下層として社会の底辺に固まってしまうのか。

    もし、完全なる機会均等社会が実現したら、
    結果の差はすべて純粋に個人的な能力に帰せられる。
    しかしそれはそれで非常に過酷な社会ではないか・・・・・・おまえの成績が悪いのは・・・・言い訳がまったくできないのだ。
    ・・・・究極的には・・・・・優生思想にたどりつく

    ・・・・・上流に生れた人ほど勤勉な生活態度や、社会や国家のために物を考え行動する週間が身についているが、下流に生れた人ほど怠惰に気楽に生きようとする・・・・・
    (
    | 下流社会 三浦展 | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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