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コグレブログ

小暮工業株式会社によるブログです。
「中国奥地紀行2」イザベラ・バード
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    「中国奥地紀行2」イザベラ・バード
    金坂清則訳、平凡社、東洋文庫、2002年発行
    著者は1831生れ〜1904没、イギリス人女流旅行作家
    訳者は、1927年富山県生れ、京大文学部卒、京大教授
    原書は1899年に刊行された

    著者は1897年に、揚子江(長江)流域、主に四川省を旅した
    日本、朝鮮の奥地を旅した後で、日清戦争の直後にあたる
    日本奥地を旅した1878年の約二十年後である
    著者の当時の年齢は生まれからすると、65歳になる
    中国で最初に入港した上海には、欧米各国、日本の租界が設けられていた

    チベット
    チベット人は外面的には世界で最も宗教的な人々の一つである
    これまでチベットは、宣教師、地理学的調査、商業的にも、英国の旅行家だれ一人そこについて記していない

    アヘン
    この時代の中国ではアヘンの常用が蔓延している
    これより生じる危害、悪影響は深刻で、みんな断ち切ろうと試みている
    その後どのようにして断ち切ったかは不明

    キリスト教、宗教
    キリスト教が唯一優れた宗教、文化であり、これ無くしては人間でない
    全ての国にキリスト教を教えることが義務である
    アジアの宗教、仏教は邪教である
    自然崇拝、偶像崇拝、妖術まがいがはびこり、高潔な教えがない

    英国人で、最も思慮深く、最も愛情に満ち、最も献身的で、最も成功をおさめた仕事はそのほとんどが女性によってなされた


    中国国民、国家
    対日戦争では、「賄賂のきく政府をもつ公明正大な国民」が、
    「公明正大な政府をもつ賄賂のきく国民」に難なくやられてしまった
    国民は「生命・自由・幸福の追求についての絶対的権利」をもっており、
    中国は世界で最も民主的な国の一つである
    ただ、政府は国民生活の経済面では通常ほとんど役立っていない
    金を稼ぐ、移住する、富を稼いで帰国、地位と階位を得たり、宗教、趣味、社会生活、経済生活も自由である
    抑圧された農奴の集団ではない、自由人からなる国家である
    | イザベラ・バード | 16:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    「イザベラ・バードの日本紀行(下)」
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      「イザベラ・バードの日本紀行(下)」イザベラ・バード著、時岡敬子訳、
      講談社学術文庫、2008年発行
      著者は1831生れ〜1904没、イギリス人女流旅行作家
      1878年、横浜に上陸し、欧米人に未踏の内陸ルートによる東京〜函館の旅をする
      北海道の自然、アイヌ文化をつぶさに観察する
      帰京後に西へ向かい、京都、伊勢、大津、など関西を廻り日本の伝統文化に触れる
      世界を廻った大旅行家の目で緻密に観察している
      1880年に刊行された
      主な行程は、
      横浜に5月に上陸、横浜と東京に滞在して旅の準備をする、
      6月に東京を出発、8月に津軽海峡をわたり函館に着く
      北海道の自然、アイヌ文化の観察、
      9月に東京に帰る
      10月に船で神戸に着く、神戸を基点に関西を巡る
      12月は東京で過ごして
      1878年クリスマスイブに横浜港を出航する
      北海道では、本州とは違う自然、日本人の中でアイヌ民族の人種、文化の違い、宗教観の違い、
      アメリカなどの他国での移民の現地人への扱い方と、日本政府のアイヌ民族への扱い方の違いを描く
      神戸を基点に、公使夫人などと共に外国人女性2人で、日本人の車夫を雇い、
      京都、大阪、伊勢、大津、など関西を廻り日本の伝統文化、工芸に触れて賛辞する
      キリスト教を唯一優れた宗教で、宗教は生活、文化に無くてはならぬものとみなしている民族である著者にとって、
      伊勢神宮、西本願寺で、日本の宗教である神教、仏教に触れても、キリスト教が宗教の考えの基本である著者には理解しがたく疑問を呈している
      新政府になり、日本の伝統、文化を捨て、西欧の物質文明を、キリスト教文化を伴わない形で、
      目覚しい勢いで導入している様に疑問を呈する
      新政府は、日本の在来の神教、仏教は、日本を統治するための手段であり、天皇を頂点とする神教として宗教を利用している
      日本人にとって神教、仏教などの宗教は物質生活によって自在に変わり利用される
      他宗教の物質であっても、信仰を抜きにして物質のみ取り入れる
      キリスト教信者などが宗教を信仰する様子とは信仰の形を異にする
      生活、文化を語るときに宗教を抜きには語ることの出来ない欧米諸国など、
      キリスト教信者など他宗教を信仰する者からは、無宗教、無信仰と思われ蔑む所以である
      今も、変わることない、欧米や他の諸国と、日本との宗教観の違い
      かたや、信仰は不変であり、物質の進化や取り入れる物質は信仰と一体であるが、
      一方では、信仰とは別に、物質のみ進化するか、他宗教の物質であっても信仰を抜きにして物質のみ取り入れる(男
      | イザベラ・バード | 16:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      「朝鮮奥地紀行1」イザベラ・バード著
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        「朝鮮奥地紀行1」イザベラ・バード著
        東洋文庫、1993年発行
        著者:イザベラ・バード(1831〜1904)イギリス人女流旅行作家
        訳者:朴尚得(1927年生れ)在日朝鮮人、東大文学部卒
        原書は1898年に刊行された

        著者は1894年1月から1897年3月までの間に4度、朝鮮を訪問した
        日清戦争の戦中戦後の時期にあたる
        この頃の朝鮮は、国の統治が不安定であり、
        ロシア、清国、日本に付け込まれる隙を与えている
        通貨や外国人の保護も不安定で、著者の朝鮮国内の旅行を困難にしている
        しかしながら、外国人が初めての地域を旅しても、危険なことはない

        キリスト教を唯一優れた宗教で、
        宗教は生活、文化に無くてはならぬものであると信じる民族・著者にとって、
        儒教の国である朝鮮は、日本同様に無宗教の国とされてしまう
        民族と宗教、国の統治と宗教は、結びついており、
        宗教の違いが、民族の違いであり、国の違いである
        近代国家が政教分離を謳っても、本音は政教一致であるのが欧米である
        異宗教の国の制度は認められず、受け入れられない
        現代も民族と国の根底に横たわっている
        日本のみが、アメリカの理想主義を真に受けて、他国から浮き上がっている
        日本神教や仏教の地位も、すっきりしない(男)
        | イザベラ・バード | 17:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        イザベラ・バードの日本紀行
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          「イザベラ・バードの日本紀行(上)」イザベラ・バード著
          時岡敬子訳、講談社学術文庫、2008年発行
          著者:イザベラ・バード(1831〜1904)イギリス人女流旅行作家
          1878年、横浜に上陸し、欧米人に未踏の内陸ルートで東京〜函館の旅をする
          世界を廻った大旅行家の目で緻密に観察している
          明治維新間もない、東北地方の文化・習俗・自然などを、活写した
          1880年に刊行された
          行程は、
          5月、横浜に上陸、横浜と東京に滞在して旅の準備をする、
          6月、東京を出発、日光にしばらく滞在する
          此処より先はこれまで欧米人には未踏のルートになる、会津、
          7月、新潟滞在、米沢、山形、天童、新庄、久保田に滞在、黒石に滞在、青森、
          8月、津軽海峡をわたり函館に着く
          交通手段は、
          主に人力車、荷馬、荷牛、全行程に18歳の男の通訳を一人連れて旅をした
          明治初期の東北地方内陸奥地は、
          道は、狭く、人力車はない、車は入れない、
          雨が降ればぬかるみ、くるぶしまで埋まる
          農民の生活は、
          家は、畳の中には蚤、害虫が潜んで、煤だらけの暗いじめじめした家、
          服は、裸同然、汚く不衛生、
          体は、汚く不快、白癬を持っている子供、目炎、不衛生で皮膚病が蔓延、
          食べ物は、米のほかは、大豆、大根、
          食事は極力短時間で済ませるのが人生の目的と言わんばかり、
          旅上、著者の食事のご馳走といえば、なんとか卵があるのみ、肉は得られない
          しかしながら、勤勉な住民である、
          怠け者、酔っ払いなどはいない、農作業は休みなく、土を耕し、
          安息日もない、勤勉で、田畑には雑草は一本すらもない
          浪費せず、質素で、どんなものでも役立てて使う、
          乞食、物乞い、強盗、泥棒などはいない、
          約束、決まりごとはきちんと守る、騙されたことがない、
          外国人、女性が、初めての地域を一人旅しても、危険なことは何ひとつない
          生れて初めて外国人を見る住民は、
          ぽかんと口とを開けて、子供も女も男も、群れて何時までも眺めている
          ほんの少し、工夫すれば、きれいにすれば、
          害虫も皮膚病もなく、ましな食事が出来るであろう
          目の前にある、不自然、不都合、に気づく事がなく、現状の問題や解決策に気づこうとしない、気づいても現状に甘んじ、今をがんばる住民である
          明治政府の官僚が中央集権国家を創ろうとした所以である
          今も、変わることない、日本の本質を、見抜いている、
          (男)
          | イザベラ・バード | 17:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          「中国奥地紀行1」イザベラ・バード著
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            「中国奥地紀行1」イザベラ・バード著、金坂清則訳
            平凡社、東洋文庫、2002年発行
            イザベラ・バード(1831〜1904):イギリス人女流旅行作家
            金坂清則(1927年富山県生れ):京大文学部卒、京大教授
            原書は1899年に刊行された
            ■租界が設けられている日清戦争直後の中国(1897年)
            著者は1897年に、揚子江(長江)流域、主に四川省、を旅した
            日本、朝鮮の奥地を旅した後で、日清戦争の直後にあたる
            日本奥地を旅した1878年の約二十年後である
            著者は生まれからすると、65歳になる
            著者が中国で最初に入港した上海は、欧米各国、日本の租界が設けられている
            ■中国に一目置くキリスト教徒のイザベラ・バード
            「キリスト教徒のアングロサクソン人が地球上で一番の民族である」
            との思いが根底にあると思われる著者にとって、
            中国人もまた、日本人、朝鮮人と同様に、
            欧化していない中国、キリスト教ではない中国人は、格下の民族である
            しかしながら、
            中国の何千年もある歴史、官吏による支配機構、大陸の自然、資源、
            古い偉人、孔子(グレート・ティーチャー)などには一目を置いている
            ■「世界で最も民主的な国家」中国
            古くから中国は、内陸の奥地まで長江とその支流で水運が整っている
            広い国土は、
            長江とその支流に沿ったところに街、集落があり、奥地まで土地が開けている
            中国の官吏制度は、出自や富と関係なく、
            現代も昔も、古代から、実のところ「世界で最も民主的な国家」を創っている
            官吏がさまざまな仕事をこなし、
            住民に信頼されない官吏はやっていけなくなる、善良な官吏は住民から尊敬される
            ■何処へでも出向くキリスト教・アングロサクソン人
            キリスト教が唯一優れた宗教、文化であり、
            これ無くしては人間でないと思っている宣教師は、中国の奥地に拘らず、
            世界中、人の居る所なら何処へでも向かう
            アングロサクソン人も同様に、
            世界を支配するのはアングロサクソン人ではならぬとの思いから中国の奥地、
            世界中、人の居る所、人のいない所でも、何処へでも向かう
            アングロサクソン人が生活し、目的を果たすため、
            それを支えるためにあるのが他の地域、他の民族である
            それが、他の地域、他の民族のためである、アングロサクソン人の使命と
            思っている
            それが、著者を、未開の奥地まで向かわせ、詳細な旅行記を描かせる
            それが、現在の、
            アングロサクソン人、キリスト教の地位を世界の隅々まで築いている
            中国の官吏制度は、「世界で最も民主的な国家」を創っている
            現在もである、2はまだ読んでいない(男)
            中国ルート、イザベラ・バードイザベラ・バード
            | イザベラ・バード | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |